どのくらいの運動だと疲れが取れるの?

こんにちは!院長の渕脇です。

前回の記事で積極的休養に触れました。
(前回の記事→「なぜ健康には「運動」が必要か―運動すると疲労が取れる!」)

簡単におさらいしておきますと、

運動することによって筋ポンプ作用が働き、血行が良くなって、疲労物質の除去が進み、疲労回復が早くなります。
これを積極的休養と呼んでいるのです。

もちろん運動をし過ぎると、かえって疲れてしまいますので、適量というのが大切になるのです。

そこで、よく聞かれる質問に

「適量ってどれくらいですか?」

というのがあります。

しかし、この質問にはお答えできません。
知りたいところだとは思いますけどね。

と、言いますのは、個人差が大きすぎて一概には言えないからです。

日ごろから体を動かしている人と、そうでない人。
若者とお年寄り。

また、同じ人でも、その日の体調によっても違います。
ちょっと前の話になりますが、
「健康のためには、一日一万歩、歩くと良い。」
というのが大流行したんですね。

それで、みんな万歩計を買って、一生懸命歩いたんです。

その結果、膝を壊す人が続出したわけです。

一万歩って結構な距離ですよ。
それまでろくに運動もしてこなかった、筋力も弱い、さらに歩き方も良くない人が一万歩も歩いたら、当然のことながら身体を壊すわけです。

どこぞのお医者さんや研究者が、机上の空論で出してきた根拠に乗るのは注意が必要なのです。

これは現代人の悪い癖なのですが、どこかに正解があって、それに自分の体を合わせようとするんですね。
その考え方が、そもそも間違えていることに気が付いた方がいいです。

人それぞれ、体質も、体格も、筋力も、体調も違うのに、そういう事を無視しているのは本末転倒なのです。

どこぞのお医者様や研究者は、あなたの体の事を知らないのですから、そういう人の言う事を聞いてはいけません。
日本人の平均値や、統計的データを基に彼らは研究をしてるかもしれませんが、あなたの体が平均位である根拠はありませんよね。

あなたの体の事は、あなたが一番よくわかっていらっしゃる。
そのことをもう一度認識してほしいのです。

結局、一番大切なのは、自分の体との対話です。

どれくらい運動したら、どういう結果が出るのか?
身体がどう反応するのか?

常にそれを見ながら生活をするということが大切なのです。
そういう試行錯誤を続けていくことで、自分の体、自分の健康に興味を持つようになり、やがて健康的な体を作っていくことになるのです。

どれくらい運動するのが適量なのかは、ご自分の体に聞いてみてください!

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