あおぞら通信11月号 vol.156

★健康は自分で作ろう

11月になりました。早いもので、今年も残すところあと2か月となりましたね。本当に、時の経つのは早いものです。時間を大切に使わないといけないなあと、思います。
長い間、沢山の人の身体を触り、沢山の人の健康のお手伝いをさせていただいてきました。その私が普段感じていること。それは、人の身体というのは、内側から変化していくということ。
外側から無理な力を加えたり、無理やり変化させようとしても、その通りにはならないものだと痛感します。しかし、自分の思い通りに体を変化させられるのではないか、という幻想を抱くような情報に触れることがあります。また、そのような相談を受けたりします。
私の小学一年生の末娘は一卵性双生児です。先日、学校の身体測定がありました。その結果、二人の身長は0.1cmの差、体重はまったく同じだったのです。一卵性双生児といっても、性格は違うし、食べ物の好き嫌いも違います。食べる量なども、いつも同じとは限りません。にもかかわらず、体格はほぼ同じなのです。髪型も同じなので、後ろ姿だけを見たら、親の私でも判別できません。遺伝子の力というのは、本当にすごいのです。私たち整体師も、医師でさえも手を出せるところではありません。
このように、外からではどうにもできないことがあります。そのことをきちんと分かった上で、自分の身体と向き合う必要があります。
うつ病や自律神経の失調という問題を訴えてくる人が間違えやすいところは、睡眠時間を削っていけばやがて身体が慣れると思っていることです。人間は、1日7~8時間の睡眠が必要です。ところが、仕事が忙しくてそれだけの時間を確保できないという方が結構いらっしゃいます。そういう方が、たとえば、1日5時間の生活を続けていれば、やがて身体が慣れてくるであろうと考え、慣れてくるまで頑張ればよいと思う人が出てくるわけです。ところが、身体はそうは出来ていないために、ダメージが蓄積していくのです。
自分の身体といえども、自分の思うようにならないものなのです。外側からいくら変えようとしても、変えられないこともあるのです。そのことを理解しておかなければいけません。
私たちが出来ることは何なのか、そこの部分をよく理解しておくことが大切です。しっかりと睡眠をとり、栄養価の高い食事をして、適度な運動をする。正しい体の使い方をして、ケアを怠らない。そういう当たり前のことをちゃんとやった上で、それ以上のことは諦めて受け入れることが大切です。
自分が持って生まれた身体の特性をよく知って、それに合わせて生きていくことを考えることもまた、必要なのではないでしょうか。
人間は動物です。機械ではありません。自分の身体を大切に扱うことは、自分の人生を大切に生きるということなのです。自分の命を大切にして生きていきましょう!

★今月の予定

11月3日(金) 文化の日 休業
11月23日(木) 勤労感謝の日休業

★ 自律神経の失調

自律神経の失調でお困りの方が増えています。頭痛、めまい、不眠、疲れなどの症状で困っているのにも関わらず、病院で検査をしても異常が見つからないと、自律神経の失調ではないかと言われます。
自律神経は、生き物が本来持っている能力で、自動的に体を制御するための神経系です。自動的なので、一度狂うと自分で戻すことが出来なくなるため、非常に厄介な状態になります。
自律神経が乱れる原因は、人間という動物が本来持っているリズム大きく外れた生活を続けていることが原因です。自律神経が乱れているということは、生物としてのリズムが乱れているということなのです。
本来、人間は昼行性の動物なので、外が明るくなると活動を始め、外が暗くなると活動を停止するリズムを持っています。人間が地球上に誕生して以来、そういうリズムで暮らしてきたために、そのリズムが私たちの遺伝子の中に組み込まれています。そのリズムに沿って生活をしていれば良いのです。
あおぞら整体院では、身体の歪みやこわばりを緩めていき、体本来のリズムを取り戻すように働きかけるとともに、生活習慣を見直すカウンセリングおよびアドバイスをいたします。まずは、生活習慣を見直してくださいね。

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