自分との対話から始まる

こんにちは。
院長の渕脇です。

私は今も、定期的にカウンセリングの勉強を続けています。
先日受けた講義の内容も盛りだくさんでしたが、自分の頭の中がかなり整理されてきました。
今日はその話を書いてみたいと思います。

無意識に気付くのは難しい

子どものころに出来上がってしまった思考の癖によって、生きづらさを感じている人は沢山います。

生きづらさを感じている人は、無意識のうちに自分で自分を苦しめています。
生きづらい状態から抜け出して、幸せな人生を歩むために、まず最初にしなければいけないことは、自分の事を良く知るということです。
無意識で行われていることに気が付くというのは、これがなかなか難しい。

カウンセリングは、自分だけでは気づきにくい自分の感情を、カウンセラーとともに探求することから始まります。

生きづらさというのは、ただ漠然と感じていることが多いです。
その苦しさがどこから来るのかを、はっきりと認識することが出来れば、これから自分がどのように変わっていけばよいのかを考えることが出来るようになります。
原因がわからなければ、対処のしようがないのです。

対症療法では解決しない

私は整体師として、人の健康につてい考えてきました。
今の医療は対症療法が中心で、症状を抑えることばかりを考える傾向にあります。

しかし、本当にその状態を改善しようとすれば、根本原因にアプローチするしかありません。
それは当たり前のことなのに、そのことに気が付いていない人が多いのが気になります。

糖尿病ならば血糖値を下げる薬を飲むのではなく、生活習慣を変えることが大切です。
薬を飲んで血糖値を下げても、根本的な解決になっていません。

心理的な問題も同じで、原因を追究することなく、表面的な癒しをしてみたり、行動を変えてみたり、認知を変えてみたり、薬を飲んでみたりしても、一時的には楽になっても、根本的な解決にはなりません。
根本的な解決にならないかぎり、生きづらさは相変わらずだし、幸せを感じることは難しいままでなのです。

うつ病がなかなか治らないと言われているのも、根本的な問題にアプローチをしていないからです。
薬で抑うつ気分だけを抑えても、また再発してくるのは当たり前のことです。
それをもってして、うつ病は治らないと言ってしまうのはどうかと思います。

自分との対話は、確かに痛みを伴うこともあるでしょう。
しかし、そこに目をつぶってきたからこそ、苦しい状態が長い間続いているのです。
自分と向き合い、自分の過去と向き合い、自分の事を良く知ることが、幸せな人生への第一歩となるのです。

自分を大切にする

幸せな人生を歩むためには、自分を大切にする生き方を身に付けることが必要です。
自分の心を自分で守る方法を身に付けるのです。
ほかの誰かや、モノに頼るのではなく、自分で守るのです。

自分を守るためには、自分を良く知ることが大切です。
幸せな人生の第一歩は、自分との対話から始まるのです。

私は自力でうつ病を克服しました。
振り返ってみると、うつ病を発症するずいぶん前から、生きづらさを感じていました。
そうして、その生きづらさをなんとかしたいと思い、自分との対話を続けていたのです。
その最中に、さまざまな辛い出来事が重なり、ついにはうつ病と言われる状態に陥ったのです。

昨日の講義を受けて、自分のたどった道は間違えていなかったと確信しました。
やはり、自分との対話から入ることがとても大切なプロセスなのです。

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カウンセリングは自分との対話を助けます

自分との対話は、一人で行うのは難しい。
カウンセラーはその道のプロですから、クライアントが自分と向き合うのを支援します。
カウンセリングを通して自分と向きあい、自分を理解することが出来るのです。

うつ病やそのほかの精神的疾患を抱えていない人でも、いや、むしろ、そのような精神的な疾患を予防するうえでも、カウンセリングを受けることはとても良いことだと思います。
日本でも欧米のように、カウンセリングを受けることが一般的になればいいなあと思います。
そうすれば、幸せな人が増えることは間違いないからです。

もし、あなたが今、生きづらさを感じているならば、カウンセリングを受けてみることをお勧めします。
自分との対話を進めて、幸せな人生への第一歩を踏み出してほしいと思います。

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