こんにちは。院長の渕脇です。

「瞑想」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?
瞑想は、とても宗教的なイメージが強いですね。
特に、仏教と深い結びついているイメージが強いです。

とくにオウム真理教の事件以来、瞑想には何か危険なイメージを感じます。
しかし、近年になって、瞑想が脳に与える良い影響について、科学的にさまざまなことが解ってきました。
その結果、ちょっとした瞑想ブームが起こっているのをご存知でしょうか?

このブログで度々紹介している、ケリー・マクゴニガル氏の著書「スタンフォードの自分を変える教室」にも、脳を鍛える簡単な方法として、「瞑想」が紹介されています。
衝動を抑え、注意力や集中力、ストレス管理、自己認識など、自己をコントロールしている前頭前野と呼ばれる脳の領域が鍛えられるというのです。

ある研究では、瞑想の練習をたった3時間行っただけで、注意力と自制心が向上するという結果が見られました。11時間後には、脳に変化が現れました。瞑想を始めた人たちの脳では、集中力を持続したり、気が散るものを無視したり、衝動を抑制したりするのに重要な領域の神経間の連絡が増加していました。また別の研究では、瞑想の練習を8週間毎日続けたところ、日常生活において自己認識の度合が向上し、脳で自己認識をつかさどる部分の灰白質がの量が増えているのが解りました。

この研究結果は、脳を鍛えるということは、そう難しいことではないということです。
まるで修行僧のように瞑想に明け暮れる必要は無く、一日5分でも10分でも、短い時間の積み重ねでも、比較的短期間に効果を得られるということを示しています。

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この本にも、脳を鍛える簡単な瞑想方法が紹介されています。
その方法をまとめると、

①動かずにじっと座る。
②呼吸に意識を集中する。
③呼吸をしているときの感覚をつかみ、気が散りはじめたら意識する。

このプロセスのうち、③の「気が散りはじめたら意識する。」というところが最も大切です。
瞑想をしていて、ずっと集中できる人はいないでしょう。
私もたまに瞑想をしていますが、すぐにいろいろなことを考えてしまいます。
しかし、それでもかまわないと、本書では述べています。

瞑想にとって大切なことは、集中を持続することではなく、気が散っている自分に気づき、やらなければいけないことに意識を戻してくるという行為を繰り返すことなのです。
これは、日常生活の中でも度々訪れる重要な場面です。
この時に、本来やらなければならないことに自分の意識を戻してくることができるようになるのです。

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本書では、一日5分から練習を始めて、慣れてきたら10分、15分とやってみることを薦めています。
また、集中する事が苦手な人ほど効果が出ると述べています。
それは、何度も意識を戻してこなければならないからです。

この部分を読んで、「瞑想」に対するイメージが変わりました。
なにか、スピリチュアルなもの、得体の知れない神秘的なものという感じがしていましたが、なんだか運動やエクササイズに似ているような印象を持ちます。
まさに、脳を鍛えているんだなあ、という感じです。

一日5分で効果が出るエクササイズですから、やってみるとよいかもしれません。
たったこれだけのことで、意志力が鍛えられ、自分の理想に近づけるのであれば、これほお手軽なものはありません。

ぜひ、皆さんもやってみてください。
私もやってみようと思います。